加熱式たばこの加熱方式と、主要ブランドの体系
加熱式たばこは製品ごとに加熱の仕組みが異なり、それがスティックの互換性を決めています。誘導加熱・外側加熱・インフューズド式などの違いと、IQOS/Ploom/glo/lil の体系を整理します。
加熱式たばこは、たばこ葉を燃やさずに加熱して、生じた蒸気を吸うタイプの製品です。 紙巻たばこのように火をつけて燃焼させることはありません。ただしたばこ葉を使っており、ニコチンを含みます。 健康への影響については健康上の注意もあわせてご確認ください。
加熱方式は大きく5種類ある
「加熱式たばこ」とひとくくりにされますが、加熱の仕組みは製品ごとに違います。 この違いがスティックの構造を決めており、結果としてデバイスとスティックの組み合わせが固定される理由になっています。
| 加熱方式 | 採用しているデバイス | 仕組み |
|---|---|---|
| 誘導加熱式 | IQOS イルマ/イルマ i シリーズ | スティックの内部に金属片が入っており、デバイス側の磁界でその金属を発熱させる。 デバイスに加熱ブレードが無いため、掃除が不要になっている |
| 外側加熱式 | glo hyper シリーズ | スティックの外周を筒状のヒーターで包んで加熱する |
| 外側+内側の二重加熱 | glo hilo/hilo plus | 赤外線と、熱が伝わりやすいクオーツを併用してスティックを二重に加熱する (TurboStart テクノロジー) |
| 高温加熱式 | Ploom AURA/Ploom CUBE | ブレード等でスティックを高温で加熱する |
| ハイブリッド加熱 | lil HYBRID 3.0 | たばこ葉とリキッドカートリッジを組み合わせ、中温で加熱する |
このほか、JT の「ウィズ2」はたばこ葉そのものを加熱しないインフューズド式です。 たばこカプセルを通した空気の香りを楽しむ仕組みで、上記のいずれとも異なります。
メーカー・デバイス・スティックの対応
日本で流通している主要な体系は次のとおりです。スティックのブランド名がデバイス名と 違うため分かりにくいのですが、デバイスごとに使えるスティックが決まっています。
| メーカー | デバイス | 専用スティックのブランド |
|---|---|---|
| フィリップ モリス ジャパン | IQOS イルマ/イルマ i | テリア(上位ライン)/センティア(標準ライン) |
| フィリップ モリス ジャパン | bonds by IQOS | ブレンズ |
| KT&G(日本ではフィリップ モリス ジャパンを通じて展開) | lil HYBRID | ミックス(MIIX) |
| JT | Ploom AURA/Ploom CUBE | EVO/メビウス/キャメル |
| JT | ウィズ2 | メビウス(ウィズ用たばこカプセル) |
| BAT ジャパン | glo hyper シリーズ | ネオ/ケント/ラッキー・ストライク |
| BAT ジャパン | glo hilo/hilo plus | ヴァルト |
同じメーカーでも世代で分かれる
注意が必要なのは、同じメーカーの中でも世代によって互換性が切れる点です。 たとえば JT の EVO は Ploom AURA と Ploom CUBE 用で、旧世代の Ploom X 系では使えません。 BAT も glo hyper 系と glo hilo 系でスティックが分かれています。
具体的にどのスティックがどのデバイスに対応するかは、デバイスと専用スティックの対応関係に一覧をまとめています。
紙巻たばことの表示の違い
紙巻たばこにはタール・ニコチンの数値がパッケージに表示されますが、 加熱式たばこのスティックには表示がありません。理由はタール・ニコチン表示の見方と注意点で説明しています。
